小麦が1位、上海総合、銅は前回に続き上昇率上位、銀も堅調
先週は、小麦の上昇が目立ちました。米国国内の冬小麦の収穫作業が、例年よりも遅れていると報じられたことが一因とみられます。その他、前回上昇率3位に入った上海総合指数が今回は上昇率2位に、同指数と連動する傾向がある銅が、同3位に入りました。
また、工業用の用途の割合が大きい、銀、プラチナ、パラジウムといった貴金属の上昇も目立ちました。その他、主要株価指数が上昇したため、金の上昇率は小幅なものとなりました。
先週は、上昇銘柄数が18(前回は19)、下落銘柄数が5(前回は4)、最大と最小を除く変動率の平均は+1.9%(前回は+2.2%)でした。全体的には、7月3日(金)から7月10日(金)の週は、前々週に比べて“強かった”と言えると思います。
※金の今後の展望については、今週の週刊コモディティマーケット「やってはいけない!?残念な金の買い方。知っておきたいコロナ禍の投資作法」で述べています。
7月3日(金)から7月10日(金)までの週のジャンル別騰落率