本日の注目通貨

ドル/円:7月のレンジ予想:104.17円から111.73円

113.61円 : 第3レジスタンス(HBO)

112.40円 : 2019年 高値(19年04月24日)
112.22円 : 2020年 高値(20年02月20日)

111.73円 : 第2レジスタンス 
111.71円 : 03月 高値(03月24日)

110.29円 : 01月 高値(01月17日)

109.85円 : 06月 高値(06月05日)
109.83円 : 第1レジスタンス
109.38円 : 04月 高値(04月06日)

108.20円 : 2019年 平均値
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)


107.95円 : ピボット


106.70円 : 2020年 平均値
106.36円 : 04月 安値(04月29日)
106.07円 : 06月 安値(06月23日)

105.98円 : 05月 安値 (05月06日)
104.17円 : 第2サポート

102.27円 : 第3サポート(LBO)
101.17円 : 2020年 安値(20年 03月09日)

100.07円 : 2016年 09月 安値
99.53円 : 2016年 08月 安値

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成


今日の注目グラフ

2020年 上半期 ベスト&ワースト 通貨ペア(対円ベース)

 2020年上半期で、もっともパフォーマンスが悪かった、「負け組」通貨ペアは、「南アランド/円」(対円ベース)。1月2日に南アランドを対円で買い、6月30日に売り戻したとしたら、19.7%の損失を出したことになります。(※)

 パフォーマンスが悪いのは、南アランド/円に限らず、メキシコペソ(▲18.4%)やトルコリラ(▲13.8%)も同様で、日本人投資家が愛する「スワップ御三家」が全滅。新型コロナウイルスのパンデミックによる世界同時不況が景気動向に敏感な新興国のダメージとなりました。今は、コロナ感染が欧州から新興国へと広がっていて、経済がさらに悪化する懸念が高まっています。

2020年 上半期 ベスト&ワースト 通貨ペア(対ドルベース)

 2020年上半期で、もっともパフォーマンスが良かった「勝ち組」通貨ペアは「ドル/カナダ」。1月2日にドル/カナダのロングポジション(ドル買い/カナダ売り)をつくったとしたら、6月30日までに4.62%の収益が出たことになります。(※)

 反対の見方をすると、それだけカナダがドルに対して弱くなったということになります。資源通貨であるカナダドルは、今年前半に起きた原油価格の大幅下落の影響を受けました。

 一方で、最もパフォーマンスが悪かった「負け組」通貨ペアは「ポンド/ドル」の▲6.42%。これも逆に言えば、ポンドがドルに対して弱くなったということ。対ドル全体では、ポンドが最大の「負け組」ということになります。英国はブレグジットにまつわるEU(欧州連合)との貿易交渉が難航しているうえに、新型コロナ後の経済再開が欧州と比べて大幅に遅れるなど、ポンド安になる要因は多くあります。ちなみに同期間のドル/円のパフォーマンスは▲0.64%、ユーロ/ドルは0.10%と小動き。

 FX取引のメリットは、売りも買いもできることです。ポンド/ドルを「買って」いたなら損失ですが、逆にポンド/ドルを「売って」いたなら収益になりました。方向は大事です。しかしそれと同じくらいどの通貨を選ぶかということも重要。ドル/円だけに固執していると、大きな収益チャンスを逃してしまうでしょう。

(※)始値と終値を用いて計算した値であり実際の損益を保証しているわけではありません。