SREホールディングス(マザーズ・2980)

「旧社名はソニー不動産で、AI(人工知能)クラウド&コンサル事業が高収益で急成長中です。不動産業セクターのため、AIやネットの分野に興味を持つ投資家に気づかれにくい点も魅力。今期2021年3月期は、新型コロナウイルス感染のピークアウトが2021年12月末と現実離れした想定で保守的すぎる業績予想をしているので、今後に期待できます。コロナ禍で対面商談、対面契約が難しくなり、不動産業者の遠隔商談&契約対応、IT化対応への意欲が強まる中、むしろ追い風を感じています。ライバルのGAテクノロジーズも業績好調です」(DAIBOUCHOUさん)

シルバーエッグ・テクノロジー(マザーズ・3961)

「2016年の上場から株価が一方的に下落した株への逆張り投資と考えています。現時点の予想PERでは割高ですが、事業のポテンシャルに比べると、現状の時価総額60億円は少ないと思われます。同社はネット通販サイトでのレコメンデーション機能を提供していて、レコメンド商品の売れ行きや、レコメンドメールのクリック数など、顧客側の行動が増えれば売上が増える成果報酬となっており、コロナ禍中でネット通販の売り上げが好調な今は、当社の売上増にも期待できそうです。前期2019年4-6月期の業績が悪かったため、今期2020年4-6月期決算の増益率がよく見える点も安心感があります」(DAIBOUCHOUさん)

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DAIBOUCHOUさんプロフィール

 2000年に株式投資を開始。当時のITバブル崩壊を資産バリュー株で回避し、不動産株への集中投資&信用取引で、元手200万円をわずか数年で10億円にした伝説の持ち主。10年前に起きたリーマン・ショックで一時、資産は激減するものの、その経験を踏まえて株式投資の手法を見直し。「守りながらも攻めて着実に増やす」という新しい「サイクル投資法」を開発。最近は不動産投資と割安成長株への幅広い分散投資を同時並行で行っている。著書に『DAIBOUCHOU式 新・サイクル投資法』(宝島社)など。

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