今週の予想

新型コロナウイルス感染拡大に注視しつつ、2万2,000円台でのもみ合い

 世界的には新型コロナウイルスの第2次感染懸念が高まりつつも、経済活動の範囲拡大の動きを注目しながらの相場展開が予想されます。

 欧米では、新型コロナウイルス感染拡大を前提に経済活動の再開が進んでおり、よほど感染拡大がひどいことにならない限り経済優先。国内でも都道府県の移動解除やイベント開催の規模緩和に伴う需要の回復が期待されます。

 日経平均株価は強力な金融緩和や財政政策による、これまでの一方的な右肩上がりの上昇は一服。上値は重く、一方で下値は金融緩和に支えられて、大きくは2万1,500~2万3,000円のレンジの中で2万2,000円台を中心とした動きになりそうです。

 テクニカル的には過熱感は後退し、25日移動平均線と13日移動平均線は上昇を維持しており、当面の上昇基調は崩れていないと言えます。ただし、日経平均の上昇は東京エレクトロン、ファーストリテイリングなど、日経平均に連動する値ガサ株が指数を伸ばしている面があり、注意が必要です。