本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.56円
↓下値メドは106.61円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
トルコの金利は世界一
「低い」?
今日は、新興国通貨で人気の高いトルコと南アフリカが政策金利を発表します。マーケットが注目する重要イベントです。
SARB(南ア準備銀行)は、現在の政策金利4.25%を3.75%に引き下げる予想。一方CBRT(トルコ中央銀行)は現在の政策金利8.75%を8.25%に利下げするとみられています。しかし、利下げ幅がそれ以上になる可能性があります。
新型コロナウイルスによる経済悪化や原油安を背景に新興国中央銀行が次々と利下げに動いています。メキシコ中銀はすでに先週、政策金利を50bp引き下げました。トルコリラ、南アランド、メキシコペソの政策金利の推移については「今日の注目通貨」をご覧ください。
トルコリラは、高金利通貨として特に日本人投資家に人気が高かったのですが、連続利下げによってその魅力は失われつつあります。利下げしたとはいえ、米国のFRB(米連邦準備制度理事会)や、英国のBOE(イングランド銀行)がマイナス金利導入を検討していることと比較すると、トルコの金利はまだまだ高いともいえます。しかし、実質金利にするとトルコの政策金利は▲2.69%。「世界最安」なのです。
この状況でトルコ中央銀行がさらに利下げを続けるならば、資金流失が加速する恐れがあります。かといって、高金利を維持したり通貨安を防いだりする資金(ドル)もほとんど残っていない。トルコの金融情勢は困難な状況にあります。
毎ヨミ!FXトップニュース
20日のドル/円のNY市場終値は107.55円
19日の終値に比べ0.16円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか - ヘレン・ケラー
今日は何の日(5月21日):
紀貫之らが『古今和歌集』を撰進(905年 - 延喜5年4月15日)
ニューヨークの自由の女神像が完成(1884年)
FIFA(国際サッカー連盟)創立(1904年)
リンドバーグが大西洋単独無着陸横断飛行に成功(1927年)
日本で裁判員制度開始(2009年)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
ブラジル1日で感染1.4万人増。それでもボルソナロ大統領は移動制限に反対
スウェーデン政府の「緩やかな移動制限」経済を支える
新型コロナウイルスの変異、日本の感染拡大ウイルスは欧米から流入した可能性高い
ドル:
FRB、コロナ対策のメインストリート・レンディング・プログラムを拡大
ミネアポリス連銀総裁「実際の失業率は22-23%。最悪はこれから」
パウエルFRB議長「次の雇用統計で失業率は二桁台になる可能
米経済、V字回復の期待、徐々にしぼむ。経済再開に時間
円:
菅官房長官「31日をまたずに緊急事態宣言を解除する可能性」
麻生財務相「日本経済は、急激に落ちたら急激に上がる」
ユーロ:
スペイン銀行総裁「ECB(欧州中央銀行)は欧州の分裂を回避するために行動しなくてはいけない」
バイトマンECB理事「ECBは出口戦略の方向を見失ってはいけない」
ポンド:
外出自粛で英国民の貯金が急増 BOE報告
NZD:
RBNZ(NZ準備銀行)総裁補佐「NZドルは下落するだろう
南アランド:
財政赤字はGDP(国内総生産)の12%まで膨張
その他:
米マックで禁止の店内飲食をした女 注意した従業員に発砲
わざと感染する目的で交流する「コロナパーティー」が米で流行
中国では餃子は「主食」。おかずとして食べる日本にびっくり