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33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由

33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由
2020年3月25日発売/新潮社
1,540円(税込)
 

答えてくれた人

新潮社 書籍編集 編集長 川端優子さん

著者ってどんな人?

井上はじめさん
 給料は新入社員の頃から手取り22万円で、10年以上ほぼ横ばい。投資のセンスがあるわけでもなかった自称「ダメリーマン」の井上さん。大学時代にたまたま読んだ新聞記事と、社会人になってからの生死をさまよう大けがをきっかけに、お金を増やす方法を発見し、1億円の資産を形成しました。

 とにかく優しいお人柄の井上さん。お金のど素人の私がどんなにとんちんかんな質問をしても、何度も何度も根気強く丁寧に教えてくれました。その優しさ、丁寧さが生かされている一冊です。

どんな人にオススメ?

 中学生でも理解できる内容をコンセプトにしているので、将来のためにお金を増やしたい、でも投資は怖いし、よくわからないという方にオススメです。

 また、投資をしているけどなかなかお金が増えないという方にも、新たな気づきがあると思います。

この本の、ここが読みどころ!

 内容は投資の本ですが、難しい言葉は使っていません。投資信託と不動産投資について、具体的な投資方法を丁寧に解説しています。

 井上さんが資産形成をするまでの、赤裸々な失敗談は、こんなに失敗してもなお1億円を達成できるのか、と勇気が出ます。

 また、初心者がごくごく最初につまずくポイントである、証券口座の作り方と、投資信託の銘柄のセレクトについては、井上さんがご自身のパソコン画面をその都度スクショして作ったというこだわりぶりです。私は、それを見ながら実際に口座を作って、金融商品の購入までたどり着けました!

 勝間和代さんなど、経済の専門家も太鼓判をおす、井上さんが紹介する投資法は、景気が上がっても下がっても関係ない、初心者にぴったりのものです。

 独自の3つのルールを基にした井上さんの哲学がとっても分かりやすく詰まっています!!

編集者の制作秘話

 重要なページは一目でわかるように、グレーになっています。初めて証券口座を開く方は、ここから読んでいただくのでもOK!

 また、読者がより分かりやすいように、井上さんがオリジナルで作った景気の図や、実際に使っているキャッシュフロー表が公開されています。

 それだけでなく、給与明細や懲戒(!)通知など、井上さんのプライバシーが心配になるほど惜しみなく公開。

 その表も、原稿もギリギリまで何度もやり直しましたが、それも全ては、井上さんが本書で推奨する「世界経済にお金を預ける」という行為が、世の中の当たり前になってほしい! という強い思いゆえです。

 本書を読んで、ぜひ井上さんの「熱量」を感じていただきたいです。

井上はじめさんのインタビューを読む! 

33歳、手取り22万円で1億円を達成した秘訣をインタビュー!