先週の結果
先週は、NYダウの大幅下落に引きずられ、一時1万9,000円割れ
先週の予測では、上値のメドは、1月17日の高値(2万4,115円)から下値は3月19日の安値(1万6,358円)までの下げ幅の半値戻しである2万233円の可能性があるものの、先々週末の+607円の1万9,897円という大幅高は、踏み上げによる上昇であり、騰落レシオが114%と過熱感を示す120%に接近しており、2万円を前に一進一退の動きになると想定しました。
結果的には、米国株式の大幅続落もあり、週半ばまで3日続落となって22日(水)には、1万8,858円まで下落し、▲142円の1万9,137円で引けました。23日(木)は+291円の1万9,429円と反発するものの、週末は▲167円の1万9,262円と反落して引けました。週を通して1勝4敗の相場となりました。
20日(月):先週末のNYダウが+704ドルの2万4,242ドルと3月10日以来の2万4,000ドル台となったものの、日経平均はすでに先週末には高くなることを先取りして、+607円の1万9,897円と大幅上昇。この反動で▲207円の1万9,689円で寄り付き、1万9,611円まで下落。終値は▲228円の1万9,669円と大幅反落となりました。売買代金は1兆9,656億円と1週間ぶりに2兆円を割り込みました。
21日(火):前日の米国市場でNYダウが原油相場の急落で▲592ドルの2万3,650ドルと下げたことで、日経平均は一時▲475円の1万9,193円まで下落。終値は▲388円の1万9,280円の大幅続落となりました。
22日(水):前日の米国市場は原油価格の急落が続いたことで、NYダウは▲631ドルの2万3,018ドルに。これを受けて日経平均は▲171円の1万9,109円で寄り付いた後、一時▲422円の1万8,858円と1万9,000円を割り込みました。後場になると下げ幅を縮小して▲142円の1万9,137円と3日続落で引けました。
23日(木):前日の米国で原油相場が落ち着いたことでNYダウは+456ドルの2万3,475ドルと反発。これにつれて日経平均も+291円の1万9,429円と4日ぶりの反発となりました。しかし、市場の商いは薄く売買代金は再び2兆円割れとなりました。
24日(金):週末を控えたポジション売りで、▲97円の1万9,331円で寄り付いた後、半導体関連や景気敏感株中心に売りが広がり、日経平均は1万9,175円で反落しました。新型コロナウイルス感染拡大による世界的な景気後退から、企業業績の悪化懸念を改めて意識する動きとなりました。
週末24日(金)の米国市場では、NYダウが+260ドルの2万3,775ドル、ナスダックは+139P、S&P500は+38Pと主要株価3指標そろって反発しました。その背景は、週前半に3日急落が続いた原油相場が後半3日続伸となったことや、トランプ米大統領が4,840億ドルの中小企業者や医療機関支援のための法案に署名したことが、相場の支援材料となりました。シカゴの日経先物は+240円の1万9,430円でした。