インデックスファンドとは、日経平均株価やNYダウ平均株価など、特定の株価指数に連動するよう設計された投資信託のこと。シンプルな仕組みと、コストの安さが魅力です。つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)をはじめ、インデックスファンドで投資信託積み立て(以下、投信積立)を行っている方も多いと思いますが、今一度原点に立ち返って、インデックスファンドと上手に付き合うためのコツを確認しておきましょう。

インデックスファンドそのものは「低リスク」ではない

 チェーン店のレストランは、マニュアルに沿った運営によって、コストを抑えながら一定水準の味やサービスを提供しています。これと同じように、インデックスファンドも、ルールに沿って、コストを抑えた運用を実現しています。

 こうしたコストの安さと、商品性の分かりやすさから、インデックスファンドを「初心者向け」で、かつ「低リスク」と、早合点してしまっている方も増えているように見受けられます。金融庁が公認するつみたてNISA適格商品の大部分が、指定されたインデックスに連動するよう運用する指定インデックスファンドであることからも、インデックスファンドを「初心者向け」と解釈するのは自然な流れといえます。

 しかし、インデックスファンドそのもののリスクは、連動を目指す株価指数(ベンチマーク=市場平均)と同程度であって、それ以上でもそれ以下でもありません。たとえば、連動を目指す株価指数が日経平均株価なら、期待できるリターンは日経平均株価とおおむね同じ。リスク水準もまた、日経平均株価と同程度です。

 投資初心者にもおすすめとされるつみたてNISAで、インデックスファンドの選択肢が多いのは、ファンドそのもののリスクが低いからではなく、投信積立と相性が良いからです。