(今週の指標)日経平均株価

 今週は、2万1,000円を終値で守れるかどうかの攻防となりそうです。

 先週末の2月28日(金)の米国市場では、為替が1ドル=107.51円まで進んだことでシカゴの日経先物は一時2万460円まで下げ、▲65円の2万1,015円となっています。さらに、注目とされていた29日(土)発表の中国の2月の製造業PMI(購買担当者景気指数)、非製造業PMIともに予想を大きく下回っており、日経平均株価にどう影響するのか気になるところです。

 ただし、ここにきてFRBが3月利下げを検討する方針を表明したため、NYダウ平均株価がこれ以上売られると、利下げ実施されるため、下値のサポート要因となりそうです。

 今週は国内外ともに経済指標の発表が多く、新型コロナウイルスの感染拡大懸念の中で乱高下が続く公算が大きいと思われます。PBRが現在、1倍で2万700円水準ですので、ここを切ると昨年8月6日の2万110円水準となり、ここまでくると自律反発するところとなります。