6430 ダイコク電機 東証1部

PER(株価収益率)23.1倍、PBR(株価純資産倍率)0.6倍、配当利回り3.2%

 2月12日発表の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲21.4%の12億円、経常利益▲28.5%の12.50億円の減収、減益の見通しです。

 今期、上方修正の期待で昨年末に1,700円台まで上昇したものの、その後、新型コロナウイルス問題で日本株の下落にツレ安しています。

 2016年2月24日の1,130円を安値とする短期の上昇トレンド(A)の中で、10月31日の1,687円の高値をつけ、ここから11月9日の1,481円まで押し目を入れて、角度の小さい短期の上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この上昇トレンド(B)の中で、2018年5月21日の1,959円の高値をつけ、もみ合った後8月20日の1,944円で二番天井となって下降トレンド(C)へ転換しました。

 この下降トレンド(C)の中で、2019年6月3日の1,256円、8月6日の1,253円とダブル底に近い二点底をつけて反発。昨年12月20日に1,716円まで上昇し、ここが当面の戻り高値になって反落して、下値を確認中となっています。

 日経平均株価がどこまで下げるのか、新型コロナウイルスの行方次第で想定するのが難しくなっています。

 個別銘柄で見ると、この銘柄は全値押し近辺まで下げ、三点底を形成する状況になっています。リスクを取れる人は推奨したいところですが、8月6日の1,253円を切ったら買えると思っていたものの、2020年2月28日の終値は1,251円となりました。