筆者が絶対に信用取引をしない業種とは

 筆者が信用取引をしない、するにしても少額にとどめるという業種があります。それが「バイオ関連銘柄」です。信用買いするにしても空売りするにしてもリスクが高いからです。

 バイオ関連銘柄は、普段はあまり業績がさえないので株価が下落気味なことが多いです。しかし、それに乗じて空売りをした結果、「画期的な新薬開発!」と会社側から発表されることもある業種。下手をすると1週間以上も値がつかないほどの爆騰となり、空売りの損失が想像をはるかに超える額になってしまいかねません。

 逆に、新薬開発が期待されて株価が上昇を続けている株に信用買いを行ったところ、会社側から「新薬に効能が認められないので開発は中止」という発表があったらどうなるでしょうか。

 何日もストップ安売り気配が続き、売りたくても売ることができず、損失がとてつもない額に達してしまう恐れがあります。

 このように、何か材料が発生した場合、想像を絶するような株価変動が起こる可能性がある業種、もしくは銘柄については、信用取引をしない、もしくは少額にとどめておくのが無難です。

 信用取引には注意すべき点がいろいろとありますが、それさえしっかり押さえておけば資産拡大に資する有用なツールになります。無理に信用取引をする必要はありませんが、興味がある方は少額から始めてみてはいかがでしょうか。