2008年の米国株式市場は?

勝者:バラク・オバマ(民主党)

 2008年の米国株式市場のパフォーマンスは、▲38.5%と散々なパフォーマンスでした。住宅ブームで借金を返済する能力がないような借り手に対しても見境なく貸付を実行する、いわゆるサブプライム・バブルが起き、それがリーマン・ショックを引き起こしました。

 この年の大統領選挙では民主党のバラク・オバマが勝ちました。投資家は経済の大混乱の責任を共和党に求めたのです。

トランプ再選は順当

 大統領選挙で番狂わせが起きるケースでは、選挙に先立ち経済が低迷した場合が多かったです。株式市場の低迷も現職大統領が負ける不吉な予兆です。

 ひるがえって現在を見た場合、経済はしっかりしています。インフレも低く、安定しています。失業率は歴史的に低い水準です。

 これらのことから考えて現職のトランプ大統領が再選されるというのが順当なところだと思います。

▲特集・米国大統領選2020