ふるさと納税は「ワンストップ特例」を活用すべきか

 ふるさと納税を行った方も多いと思いますが、「ワンストップ特例」は使っていますか?

 これは、年間5自治体以内であれば、定められた手続きをすることにより確定申告せずともふるさと納税の寄付金控除が受けられるという制度です。

 筆者はワンストップ特例を使っていません。なぜなら、事業所得などがあるため必ず確定申告をしなければならないからです。

 実はワンストップ特例は、確定申告をすると特例自体が全て無効になってしまいます。ですから、毎年確定申告が必要な方は、ワンストップ特例の手続きをすること自体が無駄な作業になってしまうのです。

 ワンストップ特例の適用を受けるためには、自治体ごとに申請書や本人確認書類を送る必要があるなど結構面倒な作業が必要です。

 せっかく時間をかけて面倒な作業をしたのに、その作業自体が無駄になってしまった…ということのないように気を付けてください。

医療費の領収書は専用の保管場所を作って入れておく

 医療費控除を受けるために確定申告をする方も多いと思います。でも、医療費控除額の計算をするためには、医療費の領収書などをきちんと保管しておかなければなりません。

 今頃になって1年分の医療費の領収書を慌てて探すというのは時間の無駄です。医療費の領収書を保管する場所をあらかじめ決めておき、必ずそこに保管するようにすれば、確定申告の時期に慌てずに済みます。

 これは、事業所得がある方や、副業で雑所得がある方が領収書などの書類を保管する際にも当てはまります。

 書類整理がしっかりできていないと、探し物に無駄な時間を費やしてしまいます。面倒を避けるためには日頃からの準備が重要になってきます。