2020年、オリンピックイヤーの幕開けですね。

 そろそろお正月気分が抜けてきた頃だと思いますが、昨年の年末調整で出し忘れたものはありませんか。年末調整で出し忘れた書類をカバンに放置しているあなた! 控除できると知らずに申請していないあなた! 「もう新年だから…」と、諦めないでください。確定申告をすれば、払い過ぎた税金を取り戻すことができますよ。

年末調整で忘れやすい項目要チェック!

 まず年末調整ですが、下記の14種類の所得控除のうち、寄附金控除、雑損控除、医療費控除を除く、11種類の所得控除の手続きを会社が行ってくれます。

所得控除の一覧
基礎控除 社会保険料控除
配偶者控除 小規模企業共済等掛金控除
配偶者特別控除 生命保険料控除
扶養控除 地震保険料控除
障害者控除 寄附金控除
寡婦(寡夫)控除 雑損控除
勤労学生控除 医療費控除

 しかし、どの控除が該当するかを会社が調べて自動で行ってくれるわけではなく、「私はこの控除が該当し、必要書類はこれです」ということを自分で会社に申告しなければいけません。そのため、必要書類の出し忘れや該当しないと思い込んで申告しなかった場合には、所得控除してもらうことができません。では、忘れがちな項目をチェックしてみましょう。