次に、今期、来期、再来期、それぞれの予想EPSの推移を見ていきましょう。
日経平均株価と予想EPSの推移(2)
(2013年1月1日~2019年12月20日)
チェック(4):今期、来期、再来期の予想EPSは、上向き?下向き?
→今期:下向き
来期:若干下向き
再来期:横ばい
この向きが、今期・来期調整予想EPS、来期・再来期調整予想EPSの向きに左右してきます。今期、来期、再来期の予想EPSがいずれも上向きであれば、相当強い上昇トレンドとなり、いずれも横ばいの場合でも、今期・来期調整予想EPS、来期・再来期調整予想EPSは上向きとなり、上昇トレンドとなります。
足元では、今期予想EPSが下向き、来期予想EPSが若干下向きの結果、今期・来期調整予想EPSは若干下向きに、来期予想EPSが若干下向き、再来期予想EPSが横ばいの結果、来期・再来期調整予想EPSは若干上向きとなっています。
チェック(5):来期、再来期の増益率は?その達成の可能性は?
→来期増益率:8.2%
再来期増益率:8.5%
達成の可能性:小
チェック(1)で、利益水準は高水準にあり、大幅増益は期待しにくい状況であること、チェック(4)で来期予想EPSが若干下向きになっていることから、今期のEPSの着地がどの水準になるかにもよりますが、8%台の増益見通しの達成は難しい(来期、再来期のEPSの見通しは下がってくる)とみています。