(今週の指標)ドル/円

 今週は、先週末の米中通商交渉の第1段階の合意を好感したドル買い・円売り、15日発動の予定だった対中制裁関税の延期によるドル買い、英国選挙での保守党勝利によるEU(欧州連合)からの合意なき離脱の回避からのポンド買い・円売りなどでドル高・円安の進行を促す要因となっています。

 しかし、FRB(米連邦準備制度理事会)は長期間の金利据え置きを示唆しており、将来的な利下げの可能性もあることから、一方的なドル買い・円売りにはなりにくいといえます。チャートからも110円を超すとドルの上値は重くなる可能性があります。