ここからは、「節約に効くサービスや節約テクニック」を紹介します。

格安スマホに切り替える 

「通話・データ料で月額1万円」「端末の分割払い分を含めると1万5,000円以上」「家族の分を合わせると数万円かかっている」といった具合に、毎月高額のスマホ代を支払っている人には、「格安スマホへの切り替え」がおすすめ。格安スマホは、大手携帯会社よりも料金プランが圧倒的に安いのが特長です。

 例えば、格安スマホ会社「楽天モバイル」の場合、利用料を月額1,480円程度(※データ通信と『10分かけ放題』の音声通話がセットのプラン。初年度料金)まで低減できます(2019年11月現在)。

 また、格安スマホ会社では、安い端末も販売しています。iPhoneなどのブランドにこだわらなければ、新品で2万円以下の端末も。2年間の分割払いだと月額700円ほどなので、1,480円の料金プランと合わせても、スマホ関連の支出が月額2,000円強に収まります。特に、子どもを含め、複数人でスマホを使用している家庭は、節約効果が2倍、3倍になるので、切り替えによる影響を大きく感じられそうです。

ライフスタイルに合わせて電気の契約を切り替える 

 電力自由化により、異業種から電力業界に参入する会社が増え、電気料金も多様化。電力会社を変更すると、従来の電力会社で契約していたときより、電気代を抑えられるケースが増えました。

 例えば、「楽天でんき」は基本使用料がなく、使った分だけ料金を支払うシステム。家族構成や生活リズムなどによっても異なりますが、平均で月額500~1,000円程度は節約できるパターンが多くなっています。特に、独身一人暮らしや、子どものいない共働き夫婦など、日中は留守になりやすい世帯は、検討する価値があるでしょう。

保険を見直す・年払いにする

 結婚や子どもが生まれたことをきっかけに、保険に加入する人が多いですが、定期的に見直しをしているでしょうか。保険は次々と新しい商品が開発されていますし、とりわけ、対面ではなくインターネットで申し込める保険は、保険料が安くなっています。5年に1回程度は見直しをして、安く必要十分な保険に切り替えていくべきでしょう。それで保険料が数千円単位で安くなることも珍しくありません。

 見直しに伴って、おすすめしたいのが保険料の「年払い」。月払いで保険料を払う人は多いですが、1年分をまとめて支払う年払い方式に切り替えると、保険料が2~3%安くなることも。ちなみに、国民年金保険料やNHKの放送受信料も、年払いにすると安くなります。