年末調整でできる控除はたくさんある

 年末調整では、生命保険料控除や住宅ローン控除以外にも、地震保険料控除、寡婦(夫)控除、障害者控除、勤労学生控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除といった控除を受けることができます。もちろん、以前ご説明した配偶者控除、配偶者特別控除や扶養控除も受けられます。

 例えば、ご自身で支払った、本人や家族の国民健康保険料や国民年金保険料があれば、それも社会保険料控除として年末調整時に控除できます。

 また、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)の掛け金も、小規模企業共済等掛金控除として年末調整の際に控除可能です。

 ただし、医療費控除は年末調整ではできません。ご自身で確定申告をする必要がありますので忘れずに手続きしましょう。寄付金控除も同様に年末調整では対応できません。ご自身で確定申告してください。ふるさと納税についてはワンストップ特例が使える方はそちらを利用すると手間が省けて便利です。