2019年も残すところ2カ月弱、そろそろ2020年の為替相場を気にする方もいらっしゃるでしょう。2020年の大きなイベントとして真っ先に浮かぶのは、米国大統領選挙。これに向け、米景気の終盤を永らえさせようと、トランプ米政権が行動する1年になる見込みです。その成否が、世界の経済と市場に影響していくでしょう。米景気終盤で自律的な方向感がない以上、株価やドル/円の相場の予想シナリオも明快には描きにくい場面です。
このため、相場は底堅いとするメインシナリオよりむしろ、それがはずれた場合のリスクシナリオへの備えが重要と考えます。
そこで今回は、打ち手を考える材料として、2020年のリスクシナリオを5つ提示します。
2020年の相場シナリオは「弱い」
いま米中貿易交渉の部分合意への期待とともに、世界的に株式市場は持ち直しています。
トランプ大統領はこれまで、5月と8月に中国輸出品への関税強化の意向を表明し、米国の景況感を自ら土俵際に追い込みました。これがFRB(米連邦準備制度理事会)へのプレッシャーとなり、7、9、10月と3度の利下げが行われました(図1)。2020年11月の米大統領選挙に向けて、国内景気と株価を下支えしたいトランプ大統領の思惑どおり、というところでしょう。
図1:米国長短金利とドル/円
一方の中国は、既に景気対策を推進中です。ユーロ圏も財政出動が期待されるところです。一服している米中摩擦が中国に、そして欧州にプラスに作用するでしょう。2020年前半か、米大統領選挙頃までか、株価は底堅さを保ち、ドル/円相場も105~110円レンジの上方にとどまる可能性が高くなりつつあります。
ただし、このシナリオは決して堅い予想ではありません。景気拡大サイクルの初期であれば、これから株高、金利高、ドル高がしばらく続くという方向が明快です。景気拡大が一巡しかかった成熟期に、インフレ率が高めで、FRBも金融を引き締め気味に運営し続けるなら、来る株安、金利低下、ドル安にもある程度、確信を持てます。
ところが、2020年は、米大統領選挙に向けた政策配慮、低インフレ・低金利で、米景気サイクルの成熟局面、すなわち景気の終盤がどう永らえるかという状況になりそうです。株価、ドル/円の相場の底堅さの持続性を過信することなく、反落するリスクシナリオへの事前準備と定点観測が投資のカギと言っても過言ではありません。























































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