(今週の指標)ドル/円

 今週は、米中通商協議の行方を注視して、ドルはもみ合いとなりそうです。FOMCでの今後の利下げ停止観測を受け、追加利下げを想定したドル売りは後退する見通しです。ただし、具体的な手掛かりは乏しくドル/円の値動きは限定的となりそうです。

 一方で、米中通商協議の速やかな進展には不透明感があります。先週末にAPECの首脳会談の開催国のチリが開催を断念したことで、米中両首脳の署名実現が遅れることになります。今週は1ドル=107~109円のレンジを想定しています。