労働賃金が伸びない
雇用が強いわりに、労働賃金の伸び悩みは続いています。リッチモンド連銀の調査によると、クリスマス商戦を前にして賃金は2017年以来の最低水準まで急落しています。
米国の工場では、雇用が堅調に見えるが実は労働者の就労時間が短縮されているという調査もあります。人手は確保しておくが、それに見合った生産があるわけではなく、部門全体を見ると逆に生産を縮小しているところもあります。労働時間短縮で賃金を減らされた労働者は、外食に出かけたりレジャーにお金を使ったりしなくなるため、製造業の負の影響がサービス業へと広がりつつあります。