売買代金ランキング(5銘柄)

1 サンバイオ(4592・東証マザーズ)

 13日に発表した今中間期業績は、営業損益が23億円の赤字。期初想定より10億円程度赤字幅は縮小しましたが、バイオ株ですので決算自体は当然ですが材料視されず。9月の株価急騰の起点になったのは、19日の中間決算説明会のタイミングでした。

 説明会の開始前に、慢性期外傷性脳損傷を対象に開発中の再生細胞薬「SB623」について、米FDAに優先審査してもらえる「RMAT」の対象品目に指定されたとの発表でした。米国での認知向上、承認までの時間短縮につながる好材料を受けて、翌20日は18%高に。ひさびさの好材料を受け、月間の売買代金でトップ、月間騰落率も5カ月ぶりのプラスとなりました。

2 アンジェス(4563・東証マザーズ)

 9日に9月安値540円を付け、一旦底入れ。この日の午後、遺伝子治療薬「コラテジェン」について、山田社長が「今後は患者数が圧倒的に多い米国で承認申請する」と発言したことが一部で報じられると急反発しました。

 2月に国内で了承された「コラテジェン」。ただ、日本で決まった収載薬価が市場予想より低く、失望で売られた経緯もありました。市場規模の大きい米国での販売に向けたやる気アピールに加え、月後半のバイオ株人気も後押しに。

3 ワークマン(7564・ジャスダック)

 上昇値幅で前月比2,070円、上昇率で+35.9%と圧巻の上昇を演じた9月のワークマン。月間上昇率では、2001年11月の上場来で最大でした。月初早々、3月28日に付けた分割後高値5,870円を更新すると、モメンタムが付いた株価は手が付けられない状態に。

 毎月月初に月次売上を発表しているワークマン。8月分を発表したのは月初2日でしたが、この数字が超絶サプライズをもたらしました。8月の既存店売上高は、前年同月比54.7%増(7月は同16.3%増)! 猛暑の夏場に、空調ファン付作業服など夏物商品がバカ売れしていたようです。進撃のワークマン…時価総額はマクドナルドに迫りジャスダック2位の6,417億円に。

4 ジーエヌアイ(2160・東証マザーズ)

 今期の業績予想の上方修正を6日に発表。翌9日に商いを伴って急伸し、昨年3月以来となる株価2,000円台奪回に成功しました。

 中国で特発性肺線維症の治療薬「アイスーリュイ」の売上が好調で、売上高を従来予想の71億円から73億円に増額修正。営業利益も従来予想の7.5億円から11.6億円へ大幅増額したことがサプライズになりました。最終黒字転換の確度が高まっています。

5 ラクオリア創薬(4579・ジャスダック)

 月前半は、明治製菓ファルマにライセンス供与した治療薬「ジプラシドン」のフェーズⅢ試験失敗が売り材料に。マイルストン収入が見込めなくなり、今期1.5億円の最終黒字予想を1.0億円の赤字予想に下方修正しました。

 月後半は、18日に発表した創薬支援企業と共同での創薬研究開始、24日に発表した韓国CJヘルスケアとの戦略的提携拡大の買い材料2発が手掛かりに。月の前半「急落」、月の後半「急騰」と、前後半で値動きが真逆な1カ月に。