大学卒業後から5年間貯金すると?

 国立社会保障・人口問題研究所の調査によりますと、20~24歳の未婚者が結婚したいと思う年齢(平均希望結婚年齢)は、

男28.4歳 女26.9歳

 ということです。今回は、そう希望した場合に結婚までにいくら貯められるのか?という視点で、大学卒業後22歳から結婚したい年齢を約27歳とし、5年間の貯金額を比較します。

参考: 国立社会保障・人口問題研究所 第Ⅰ部 独身者調査の結果概要:3.希望の結婚像

 収入は

23歳・24歳    ⇒ 20代前半の平均手取り年収 206万7,200円
25歳・26歳・27歳 ⇒ 20代後半の平均手取り年収 280万8,000円

 を採用します。結果は次のようになりました。

 1年目でおよそ70万円の差。5年後にはおよそ320万円の差となっています。とても大きな差になりました。 

実際こんなに、貯まるもの?

 もちろん、この通りに貯金ができるわけではありません。この結果はあくまで、「毎月決まった生活費以外の余力となる金額」。ですから、どちらの暮らしタイプの場合でも、実際はこの中から毎月の生活費以外にかかる支出も払っていく必要があります。

 例えば、自動車など大きな金額の買い物が必要かもしれません。他にもスマホを買い替えたり、家具家電製品を買い揃えたり、友人の結婚式にご祝儀が必要だったりと、なかなか毎月の生活費以外全ての金額を貯金に回す、というわけにはいかないでしょう。

 ですので、グラフの貯金総額よりも「実家暮らし」と「一人暮らし」の“差”に注目してみてください。そして、自分の場合はどうなる?と当てはめながら考えてみると予想しやすくなります。

 例えば「一人暮らしなら家電を買わなければならないが電車通勤でOK。実家暮らしなら家電は要らないが遠いので自動車を買わなければならない。」など、大きな支出について条件を当てはめれば、どちらの場合にどれぐらい貯金ができそうか、イメージしやすいと思います。

 お金以外の面でのメリット・デメリットについても比較しながら、ベストな暮らし方を検討してみてくださいね!

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(横山沙織)

※この記事は2018年7月28日にマネラボサイトで公開されたものです。

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