毎月の保険料金、いくら払っていますか?
生命保険・医療保険・自動車保険・火災保険などが多いと思いますが、その他に賃貸物件にお住まいの方なら賃貸借家人保険なども加入されていますよね。
そして、最近は仕事ができなくなり収入がなくなったときの為の休業保険など多くの保険商品があります。
今回は、沢山ある保険の中でもっとも加入者が多いといわれる生命保険を取り上げてみました。
生命保険加入金額が下がっている
最初にお伝えしたいのが、日本の全世帯の8割が生命保険に加入しているという事実です。亡くなった後に支払われる保険金ですが、家族の有る無しやご自身の年齢や立場により加入する金額にかなり相違があります。
ちなみに全国平均の生命保険の普通死亡保険金額の平均は2,255万円です。
この金額を多いと感じますか?それとも少ないとお感じになるでしょうか?
全生保の世帯普通死亡保険金額について世帯主年齢別にみると、「50~54歳」で最も高く3,183万円となっている。
時系列でみると、「35~39歳」、「40~44歳」、「50~54歳」、「55~59歳」のそうでは平成18年以降一貫して
減少傾向が続いている。(図表I-31)
<図表I-31> 世帯の普通死亡保険金額(全生保)(世帯主年齢別)(万円)
この統計資料からみると、生命保険の契約金額が徐々に下がっていますよね。
平成18年からから12年後の平成30年では、契約保険金額が1,000万円以上も低くなっています。
この理由はどんなところにあるのでしょうか?
1.保険料金の見直しを定期的に行うようになった
ここ10年の間に保険料金をご自身のライフスタイルにより、都度見直すという傾向が多くなってきました。
1度加入するとそのままという方は最近少ないのではないでしょうか?
この見直しは数年おきに行う方が多いようです。
お金の総合スクール「ファイナンシャルアカデミー」の講座でも、「優先すべきは最低限の医療保険」という提案があります。
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後述しますが、生命保険の平均払い込み金額は年間20万円前後になっています。10年なら200万円、20年なら400万円と大きな金額です。ライフステージにあった見直しをお勧めします。
2.保険料金の値上げ
2017年前後より生命保険商品の値上げが出てきました。
生命保険会社は保険に加入させて終わりではありません、加入者から集めた資金をそれぞれ株や投資信託などで運用しその運用益で利益を得ています。
この2017年前後は各社の運用益が下がり、生命保険加入金額の値上がりがでてきました。加入金額が上がっても、加入者の支払える金額は決まっています。支払える金額で加入し続けるのであれば契約保険料金を下げるしかありません。
3.生命保険以外の保険に加入するようになった
保険商品も多くの商品があります。
高齢化のいま、生命保険よりも介護保険や医療保険または個人年金や収入補償の保険などに手厚く加入する人が増えてきています。
亡くなった後の金額より、ながい老後を支える方に意識とお金が流れているのがわかります。