本日の注目通貨
ドル/円:反発、106円台後半
米中貿易戦争激化の不安が広がるなかで始まった今週のマーケットでしたが、中国が「米国との冷静な交渉を通じて貿易紛争を解決する意志がある」と冷静な対応をしたことで、パニックは拡大することなく収束に向かいました。延期が噂されていた米中貿易協議が予定通り9月に行われるというニュースもマーケットを安心させました。ドル/円は東京時間に1ドル=105.83円まで下押しする場面があったものの、NY時間午後にかけて上値を伸ばし106.68円まで上昇。
貿易協議再開が大きな希望のように思ってしまいますが、実際は何も進んでいないし、今後決着する保証もありません。この日のドル/円は反発しましたが、107円を超えるためには、もっと具体的な材料が必要です。