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本レポートに掲載した銘柄:ソニー(6758)

ソニー

1.2020年3月期1Qは、1%減収、18%営業増益

 ソニーの2020年3月期1Q(2019年4-6月期)は、売上高1兆9,257億円(前年比1.4%減)、営業利益2,309億円(同18.4%増)、税引前純利益2,310億円(同26.0%減)、当社株主に帰属する四半期純利益1,521億円(同32.8%減)となりました。

 エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションズ(2019年3月期までのホームエンタテインメント&サウンド(テレビとオーディオ等)、イメージング・プロダクツ&ソリューション(カメラと業務用映像機器等)、モバイル・コミュニケーション(スマートフォンとISP[インターネットサービスプロバイダ]を統合した)とゲーム部門が減収になったため全社でもやや減収となりましたが、音楽、イメージング&センシング・ソリューション(2019年3月期までは半導体)の増益が寄与したため全社では営業増益でした。

 ただし、営業外のその他の収益に計上される持分証券に関する利益が大幅に減少したため、税引前利益は減益となりました。

表1 ソニーの業績

株価    5,851円(2019/8/22)    
発行済み株数    1,246,290千株    
時価総額    7,292,043百万円(2019/8/22)    
単位:百万円、円            
出所:会社資料より楽天証券作成            
注1:当期純利益は当社株主に帰属する当期純利益。
注2:発行済み株数は自己株式を除いたもの。

表2 ソニーのセグメント別営業利益(四半期ベース)

単位:百万円                
出所:会社資料より楽天証券作成                
注:2017年3月期1Qよりデバイス部門が半導体とコンポーネントに分離された。また、電池事業売却に伴い2018年3月期よりコンポーネントがその他に吸収された。2020年3月期より、ホームエンタテインメント&サウンド、イメージング・プロダクツ&ソリューション、モバイル・コミュニケーションが、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションに統合。

表3 ソニーのセグメント別営業利益(通期ベース)

単位:百万円                
出所:会社資料より楽天証券作成。                
注1:2020年3月期以降の会社予想と楽天証券予想は、「その他」と「全社及びセグメント間取引消去」を合算して表示している。                
注2:2017年3月期1Qよりデバイス部門が半導体とコンポーネントに分離された。また、電池事業売却に伴い2018年3月期よりコンポーネントがその他に吸収された。2020年3月期より、ホームエンタテインメント&サウンド、イメージング・プロダクツ&ソリューション、モバイル・コミュニケーションがエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションに統合された。