今後のマーケット動向について
対中関税「第4弾」の発表以来一変してしまったマーケットですが、ここからはおそらく「催促相場」と呼ばれるような展開になるのではないかと思っています。やはり米中の何らかの合意か、FRBによるさらなる利下げなど、何かしらの材料がない限りここから急反発という展開はないのではないでしょうか。
ただ、米国の経済自体に目を向けると堅調そのものといった印象であることや、対中関税「第4弾」が発動されたとしても、実際の影響としては「米GDPを0.1%程度押し下げる」程度と言われていることを踏まえると、何らかの底入れイベントがなかったとしても、7-9月期や10-12月期の決算発表が出そろうころには反発していると思います。
しかし、短期的には米中問題の他、香港のデモ、英国のEU(欧州連合)離脱問題、アルゼンチンのデフォルト懸念など悪材料のオンパレードといった状況ですので、当面は今回のランキング上位銘柄のような「王道銘柄」にシフトしておくなど、慎重なスタンスで臨むべきではないかと思っています。
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