円高の本番は米利下げ以降か…?利下げ後の動きに注目!
米国が“利下げ”をすると言っているのに、ドルは非常にしっかりとした動きとなっている。長期金利は3%から2019年に入り2%まで低下した。
米10年国債金利(日足)
7月以降はトレンド(方向性)のない調整相場が続いている
2019年に入って長期金利が1%も下げているのに、ドルインデックス(複数の主要通貨に対する、米ドルの為替レート[相場]を指数化したもの)はほとんど下げていない。
世界中の中央銀行が米国に追随して緩和モードとなっているなかドルの金利が相対的にまだ高いからだ。
ドルインデックス先物(週足)
長い膠着(こうちゃく)相場に嫌気が差し、最近では「ドル/円相場は動かない」とみている投資家は多い。しかし、8月相場は気をつけた方がよいだろう。過去20年、8月は円高の月となることが多いからだ。
Equity Clockというサイトには、さまざまな金融商品の過去20年間のシーズナリーチャートが掲載されている。アノマリー投資を重視する人には必見のサイトである。
日本円通貨先物相場のシーズナリーチャート(過去20年間)
日本円通貨先物相場の過去20年間の平均パフォーマンス