本日の注目通貨

ドル/円:今夜の雇用統計を待つ

 4日(水曜日)のドル/円は、NY市場が独立記念日で休場だったいうこともあり、動意のない1日となりました。安値は107.71円、高値は107.84円。雇用統計を待って、今日の日中も静かな取引が継続すると考えます。

 ドル/円のサポートは107.50円。108円には売りが整列している模様。2019年の高値と安値の半値(50%)は108.20円。この水準より上で足場を固められないうちは、目線は下向き。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

ユーロ/円:ECB対トランプで動けず

 ユーロ/円は121.72円が高値で、121.54円が安値。
ユーロ安の材料では、レーンECB(欧州中央銀行)理事が「必要ならばさらなる行動(緩和)の用意がある」と発言したことや、次期ECB総裁のラガルドIMF専任理事が、ドラギ路線を受け継いでハト派的政策を強めるだろうこと。一方、ユーロ高(あるいはドル安)の材料は、トランプ大統領がECBが通貨安誘導をしているとみなしていて「為替操作に米国は対抗すべき」と発言していること。この2つに挟まれて、ユーロも動きにくい状況でした。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成