※本記事は、2019年6月18日に公開したものです。

 読者もおそらくご存知のように、金融審議会・市場ワーキンググループによる高齢社会における資産形成・管理(令和元年6月3日付) が、いわゆる「炎上」状態にあって、連日話題になっている。

「取りあげられ方がくだらなくて、うんざりだ」と思っておられる読者が少なくないのではないだろうか。

 そう思っているあなたは、おそらくポイントを正しく理解されているし、筆者もその見方に100%賛成する。

 とはいえ、高齢期のための資産形成と管理は多くの人にとって重要なテーマだ。以下、なるべくコンパクトな説明で、この問題についてどう理解し、個人がどうしたらいいのかについて7つのポイントにまとめてみた。