『市場心理とトレード ビッグデータによるセンチメント分析』著者:リチャード・L・ピーターソン

 リチャード・L・ピーターソンはいわゆるビックデータを使ったアルゴリズム取引の専門家である。彼はウォール街最高の精神科医と呼ばれ、心の解明がトレード上達の近道!だとしてビッグデータによるセンチメント分析をおこなっている。彼の分析はロイターでも配信されている。

●ニュースやうわさやソーシャルメディアが市場価格にどのような影響を与えるかを予想する
●価格がいつトレンドを形成し、いつその方向が変わり、いつ急に動きが反転する可能性が高いのかを見極める
●バリュー投資とモメンタム投資のリターンを改善する
●商品や通貨や投機バブルなどの独特な価格パターンを利用する
●世界的な経済活動の変化を予想する
●投資の世界で群衆が最もよく犯す間違いを克服する

というのが本書の内容だが、市場心理を利用してトレードポイントを見つける方法を筆者もレポートで紹介したことがある。

恐怖と欲望指数は相場の底を教えてくれる!?

をぜひ読んでいただきたい。

 CNNのFear&Greed Index (恐怖と欲望指数) は、投資家心理の7つの指標を分析し、市場の欲望と恐怖の度合いを示した指数である。

 アルゴリズム系のファンドの中には、CNNのFear&Greed Index (恐怖と欲望指数) を相場の押し目買いポイントとして使っているところが多い。恐怖と欲望指数は先の観えない相場の道標となってくれるだろう。

「マーケットでも、ポーカーでも、エッジを持っていなければ、プレーをすべきではない。マーケットにおけるエッジは、3つの要素――情報・分析・人間の行動――から得ることができる。ただ、最初の2つは、世界が変化し続けるなかで、手に入れるのも難しいし、それを更新し続けるのはさらに難しい。一方、人間の性質である恐怖と強欲のサイクルは不変であり、持続可能な競争力を与えてくれる分かりやすい基盤となってくれる。しかし、これまではこの無尽蔵に近い潜在利益の源泉に関する総合的な指針がなかった。本書は、資本市場での人間の行動に関する世界的な研究者であるリチャード・ピーターソン博士が書いたこの分野の卓越した本である。真剣な投資家は全員、この素晴らしい本を読むべきだし、そうすれば将来にわたってその配当を受けることができるだろう」――ビル・ミラー(LMM LLCの会長兼CEO)