以下の本も併せて読みたい。
『40兆円の男たち 神になった天才マネジャーたちの素顔と投資法』著者:マニート・アフジャ
『マーケットの魔術師(システムトレーダー編)』著者:アート・コリンズ
この本は、以下の14人のトレーダーのインタビュー集。私が影響を受けたのは、ロバート・パルドとラリー・ウィリアムズ。
ロバート・パルド (Robert Pardo)
「先物トレーダーはだれでも、基本的な目標として、最小のリスクで最大の金額を稼ぐことを目指すべきです」
チャーリー・ライト (Charlie Wright)
「研究の中で私たちが見つけた面白い事実は、結局指標は大事でないということです」
ラリー・ウィリアムズ (Larry Williams)
「富を作りだすのは、システムではなくマネーマネジメントです」
ルイス・ルカッチ (Louis Lukac)
「第一日目からこれまで、私たちが開発してきたのは全部メカニカルなものでした」
キース・フィッチェン (Keith Fitschen)
「断言できることですが、将来、分析したとおりにトレードできるという統計的信頼性を得るためには、開発サンプル中に何千ものトレードが含まれていなくてはならないのです」
ウェイン・グリフィス (Wayne Griffith)
「システム開発者ならだれでも、システムで対処しきれない状況のあることを認めるでしょう」
トム・デマーク (Tom DeMark)
「一七人のプログラマーを使って四~五年検証した結果、分かったことは、基本的な四~五種類のシステムの成績が一番だということでした」
マイク・ディーバー (Mike Dever)
「このことはどんなに強調しても十分ということはありません。ずっと先まで生き延びようと思ったら、ひとつのストラテジーやひとつの市場だけでポートフォリオを組むものではないのです」
ボー・サンマン (Bo Thunman)
「電話でいきなり、『もしもし、必ず儲かるシステムの名前を教えてほしいんだけど』と切り出されたことが数え切れないくらいありました」
ビル・ダン (Bill Dunn)
「私は手の込んだことをしなくても、チャートを見ただけで分かったのです。『ランダムなんかじゃない』ってね」
トム・ウィリス (Tom Willis)
「システムにかかわったときに、一番大きな課題となるのは、それを信頼することです」
ジョン・ヒル (John Hill)
「私が学んだのは、仕掛けは非常に難しくして、手仕舞いは簡単にできるようにするのが良いということです」
マレー・ルジェーロ (Murray Ruggiero)
「隣接的な数値という条件が嫌だというのでは問題が生じます。なぜなら、可能性としては、やはりどうしても隣接するパラメーター集合による結果が返ってくることになるからです」
ゲーリー・ハースト博士 (Dr Gary Hirst)
「『どんな市場でも、どんな時点でも通用する』と言えるようなものは存在しないのです」
「相場をどう認識するか?」という手段の一つとして、現在ではテクニカル分析の手法を理解することは不可欠である。筆者は30年超の期間、相場の世界に身を置いているが、システマティックなアプローチとシステマティックな損切りを使わないと、事業として相場で長期的に利益を上げることは難しいというのが実感である。