『PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則』著者:レイ・ダリオ
世界最大のヘッジファンドを運用し、史上最高のファンドマネージャーと言われるレイ・ダリオの投資哲学書「PRINCIPLES(プリンシプルズ)」の日本語版が発売され、ベストセラーになっているようだ。
相場や人生を突きつめて考えてみたい方は、ゴールデンウイークという余暇を利用して読んでみるのもいいだろう。レイ・ダリオは筆者のレポートでも度々取り上げているが、史上最高のファンドマネージャーと呼ばれている。1975年にブリッジウォーター・アソシエイツを2LDKのアパートで始めた。40年以上をかけて同社を世界最大のヘッジファンドに育てた人である。
ブリッジウォーター・アソシエイツという会社は、秘密結社めいた部分があり、その実態は謎と言われてきたが、意思決定、目標設定、人間関係、失敗との向き合い方、意見の対立の乗り越え方などが取り上げられているこの「PRINCIPLES(プリンシプルズ)」を読めば、おぼろげながらダリオが何を考えているかが浮かび上がってくるだろう。