直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、全250分類のなかから、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した上位5分類は、
上昇した分類のなかで、目立った銘柄としては、
「深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)」が+33.54%、
「UBS原油先物ファンド」が+25.14%、
「インデックスファンドMLP(1年決算型)」が+19.26%の上昇でした。
一方、大きく下落した分類は、
「トルコ債券-為替ヘッジ無し」です。
計測の対象としている分類のなかで唯一下落しました。
目立った銘柄としては、
「トルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が▲9.64%、
の下落でした。
2019年初のFRB(米連邦準備理事会)にて、パウエル議長が「市場は世界景気を不安視しており、金融政策も柔軟に見直す用意がある」と述べたことを契機に、市場はリスク選好の動きに転じ、足元まで継続しています。
米中貿易摩擦の問題や、世界経済の景気減速懸念が和らいでいますが、米中通商問題、英国のEU(欧州連合)離脱問題など課題は山積みで、当面は値動きの荒い展開が予想されます。