投資信託の「足元の動向」をお伝えする楽天証券分類平均リターンランキング
当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、各分類の騰落率をランキング形式でお届けします。今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしましょう。
基本8分類の直近3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内、先進国、新興国の株式、債券、リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。
2019年3月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
- 海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し
- 先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し
- 新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し
- 国内REIT
- 国内株式
- 新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し
- 先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し
-
国内債券
全ての分類が上昇しました。
代表的なインデックスファンドで過去3カ月の動きを見ると、
下図のように推移しています。
直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、全250分類のなかから、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した上位5分類は、
上昇した分類のなかで、目立った銘柄としては、
「深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)」が+33.54%、
「UBS原油先物ファンド」が+25.14%、
「インデックスファンドMLP(1年決算型)」が+19.26%の上昇でした。
一方、大きく下落した分類は、
「トルコ債券-為替ヘッジ無し」です。
計測の対象としている分類のなかで唯一下落しました。
目立った銘柄としては、
「トルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が▲9.64%、
の下落でした。
2019年初のFRB(米連邦準備理事会)にて、パウエル議長が「市場は世界景気を不安視しており、金融政策も柔軟に見直す用意がある」と述べたことを契機に、市場はリスク選好の動きに転じ、足元まで継続しています。
米中貿易摩擦の問題や、世界経済の景気減速懸念が和らいでいますが、米中通商問題、英国のEU(欧州連合)離脱問題など課題は山積みで、当面は値動きの荒い展開が予想されます。
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