本日の注目通貨

ドル/円:今夜は米雇用統計の日!

 ドル/円は、この日も112円手前で足踏み状態。ユーロ/円や豪ドル/円に連れて下げましたが安値は111.48円まで。ただ、ドル高地合いのなかで、この日も112円に届かなかったことは上値が重くなっていることを感じさせます。112.50円より上には売りが観測され、(以前はレジスタンスだった)100日、200日移動平均の111.39円がサポートになっています。

 今夜は2月米雇用統計の発表があります。先行指標といわれるADP雇用データは、+18.9万人で予想(+21.3万人)を下回ったのですが、それでも堅調であることに変わりありません。豪や欧州の経済見通に強い不透明感があるなかで米雇用統計が強さを発揮するならば、ドル買いの弾みになることも考えられます。なお、2月雇用統計についての詳しい解説は、「3月6日:米労働市場は人手不足が深刻。米利上げ再開は意外と早い?」をご覧ください。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成