本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(3月7日)
7日ドル/円のNY市場の終値は111.58円
6日の終値に比べ0.19円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
OECD(経済協力開発機構)が今年のGDP(国内総生産)見通しを大幅に下方修正した国、1位イタリア、2位ドイツ、3位英国。
ダウ平均株価が4営業日続落。
ドイツ10月製造業PMI(製造業購買担当者景気指数:速報値)52.3、予想下回る。
ドイツ10月サービス業PMI(速報値)53.6、予想下回る。
麻生財務相「世界経済は穏やかな回復基調が続いている」欧州は追加緩和、豪は利下げ見通しなのに。
ECB(欧州中央銀行)声明「2019年末までは金利を据え置く予定」
ドラギ総裁「今年の成長見通しの引き下げはかなりの規模」
ドラギ総裁「(経済成長鈍化も)欧州リセッション入りの公算は極めて低い」
2019年のインフレ見通しを1.6%から1.2%に引き下げ。
2019年の成長見通しを1.7%から1.1%に引き下げ。
日産、英工場閉鎖で400人を解雇か。
ノーディール・ブレグジットならBOEは利上げか。ポンド防衛のため。
ロウRBA(オーストラリア準備銀行)総裁「今年は利上げしない」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:今夜は米雇用統計の日!
ドル/円は、この日も112円手前で足踏み状態。ユーロ/円や豪ドル/円に連れて下げましたが安値は111.48円まで。ただ、ドル高地合いのなかで、この日も112円に届かなかったことは上値が重くなっていることを感じさせます。112.50円より上には売りが観測され、(以前はレジスタンスだった)100日、200日移動平均の111.39円がサポートになっています。
今夜は2月米雇用統計の発表があります。先行指標といわれるADP雇用データは、+18.9万人で予想(+21.3万人)を下回ったのですが、それでも堅調であることに変わりありません。豪や欧州の経済見通に強い不透明感があるなかで米雇用統計が強さを発揮するならば、ドル買いの弾みになることも考えられます。なお、2月雇用統計についての詳しい解説は、「3月6日:米労働市場は人手不足が深刻。米利上げ再開は意外と早い?」をご覧ください。
ユーロ/ドル:ECBもドラギ総裁も弱気。ユーロは約2年ぶり安値
ユーロは全面安。ECBがこの日の理事会で、新たな追加緩和策(TLTRO:目的型長期流動性オペ)導入の発表と同時に、予定されていた利上げ時期を延期、また経済見通しも下方修正したことを受けて、ユーロは大きく売られました。
1.13ドル台前半で取引されていたユーロ/ドルは、今年の安値(1.1231ドル)をあっさり通り抜けてNY時間午後には1.1175ドルまで下落。1.1200ドルという2017年6月からの強力なサポート水準をブレークしたことは重要で、マーケットはユーロに対して弱気に傾きました。次のレベルは、1.1125ドル、1.1075ドル、1.0975ドル。
126円半ばで取引されていたユーロ/円は、NY時間も下げが続き124.67円まで下落。123.75円から124.25円がサポートになっています。その下はフラッシュクラッシュ後の安値123.39円。
ECBはこの日の会合で、政策金利を0.0%に据え置き、同時にTLTRO(ティーエルトロ)の導入を発表しました。TLTROとは貸出先を絞った長期資金供給オペのことで、ECBが用いる主要な金融緩和策。
さらに利上げ時期をこれまでの「今年の夏頃」から「年末までに」と先延べしたこと。利上げ見送りとTLRTOで金融政策を強烈な緩和方向にシフトしたECBにマーケットはショックを受けたわけです。
確かに、イタリアの財政問題やフランスのデモが経済に悪影響を与え、米欧貿易摩擦はドイツの自動車産業にとっては深刻な問題となっています。
とはいえ、お先真っ暗というわけではなく、今週発表されたPMI(製造業購買担当者景気指数)改定値や小売売上高は底打ちのサインも見えます。マーケットが悲観に傾いているぶん、ユーロにとって良い材料に敏感に反応しやすい状況だともいえます。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
8日:米雇用統計、カナダ雇用統計など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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