ポンド:明るい材料の一方で不安要素も増える

 ポンドは堅調。メイ首相とEU(欧州連合)との再交渉が首尾よくまとまり、離脱修正案が英議会の承認を得られそうだという見込みでポンドが上昇。ポンド/ドルは1.3012ドルから1.3107ドルまで、ポンド/円は145.05円まで上昇して年初来高値をつけました。

 明るい材料がある一方で、労働党や保守党からは離党者が続出、新政党の「独立グループ」に集まる動きがでています。メイ首相の離脱協定案が可決されようが否決されようが、次は前倒し総選挙という流れが強まると、英政治はさらに不安定になりそうです。格付け会社フィッチが、英国のAA格付けを引き下げると示唆したことも懸念材料。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

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◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
​また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。