1976(昭和51)年2月16日

ロッキード事件証人喚問で「記憶にございません」

 1976(昭和51)年2月16日、ロッキード事件の証人喚問で、呼ばれた証人が「記憶にございません」と回答し、話題となりました。

 ロッキード事件とは、米ロッキード社から日本の政界へ、30億円とも言われる資金が流れた疑獄事件。この事件にかかわり、取り調べの対象となったのは国会議員、民間人、官僚などを含め、約460人以上。起訴されたのは16人、逮捕者は18人と、政財界を揺るがす大事件となりました。

 衆議院予算委員会で行われた証人喚問は、全国にテレビ中継されましたが、証人喚問に呼ばれた証人たちがそろって「記憶にございません」と回答する姿も国民にさらされ、国民の怒りは倍増。都合の悪い場面で、彼らの真似をする人も多く、流行語ともなりました。
 

1976年2月16日の日経平均株価終値は

4,539円50銭