本日の注目通貨
ドル/円:110円ブレーク、年初来高値更新
週明けのドル/円は買いが優勢。先週発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者が予想を大きく上回る増加になったこと、さらに製造業ISMやミシガン大学消費者態度指数も予想を上回りました。
1月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)がハト派(利上げ慎重)へ転向することを発表して以来マーケットに暗いムードが漂っていましたが、一連の強い米指標がこれを変えるきっかけとなり、ドル/円は欧州時間に110円を上抜けて年初来高値を更新、110.16円まで上値を拡大しました。ただ110円台の滞在は難しく、終値は109.88円でした。
1月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の大幅増にもかかわらず、平均労働賃金はそれに追いつけず逆に低下。インフレ率重視のFRBが利上げに傾く確率は今のところ低いでしょう。
今週のウィークリー・ピボット
第2レジスタンス110.49円
第1レジスタンス109.99円(2月4日にブレーク)
ウィークリー・ピボット109.25円
第1サポート108.75円
第2サポート108.00円
先週の終値はその前の週に比べ0.06円のドル安/円高。
先週の値幅は1.25円で、1日の平均値動きは0.86円。
2019年のこれまでの高値は110.16円、安値は104.01円。半値レベルは107.09円。
1月の高値は110.00円、安値は104.01円。高値と安値の半値(50%)は107.00円。
1月の終値は12月の終値に比べ0.73円のドル安/円高。
1月の値幅は5.99円で、1日の平均値動きは0.82円。