2008(平成20)年2月1日

たばこ購入用ICカード「taspo」の発行受付開始

 2008(平成20)年2月1日、日本たばこ産業が成人識別自動販売機でたばこを購入する際に利用するICカード「taspo」の発行受付をスタートさせました。2004年調査では男子高校生の喫煙経験率が42%もあることが問題視され、その対処法として考案されたtaspoですが、厚生労働省の調査では2014年調査では男子高校生の喫煙経験率は13.2%まで減少しています。また警察白書でも、全国の喫煙による未成年者の補導人数は、taspo導入前の602,763人(2007年)から364,956人(2009年)に減少しており、確かな効果が出ているとしています。

 一方で、喫煙率全体の低下は、たばこに係る増税も一因だと言われています。この20年間で、たばこの値段は1.5~2倍に上がっています。

 スイス財務相が「世界的な税収獲得合戦が始まった」と発言。日本でも、2018年には支出削減のひとつとして、医療保険が徹底して見直されました。2019年には消費税増税が予定されています。世界的に、保険や税金など、さまざまな経済の見直しが進んでいる傾向にあるようです。

 

2008年2月1日の日経平均株価終値は

13,497円16銭