本日の注目通貨

ドル/円:一時107円台、その後戻すが上値重い

 メキシコの壁建設を巡ってトランプ大統領と民主党の交渉はあっという間に決裂。予算切れが続くなか米政府機関の閉鎖期間は過去最悪になりそうで、米成長率の引き下げや失業率の増加など米経済への影響は必至。投資家心理が冷えドル/円は東京時間午後に107.77円まで下落しました。(チャート1)

 ただ、利上げ休止を味方につけたダウ平均株価が1カ月ぶりの高値をつけると、ドル/円にも買戻しが入り、NY時間の引けには108.51円まで戻しました。

 この日はパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長のスピーチがあり、「景気後退リスクが高まっているわけではない」、「バランスシートの段階的縮小が望ましい」などと発言。米経済の先行き不安を否定したこともドル買いにつながりました。