1990(平成2)年1月13日

大学入試センター試験開始

 1990(平成2)年1月13日、大学入試センター試験が始まりました。それまでの共通一次試験に代わるマークシート方式の試験です。

 1979年から1989年までの11年間は国公立大学の入試に共通一次試験が採用されていました。国公立大学を目指す受験生が共通一次試験を受験し、次に志望大学による二次試験に臨むという2段階の入試システムです。原則として全受験生が同一日程で同じ試験を受けるので、不公平が少ないとされました。難問奇問の排除も、共通一次試験導入の目的の一つでした。
後継のセンター試験では、共通一次試験時代に事実上5教科セットが義務付けられていたのを改め、私大の利用を想定して1教科からの受験も可能になりました。

 ただ、マークシート方式で1点を争う形式に対して、作業能力偏重や表現力の軽視など弊害が指摘されるようになりました。このため、文部科学省はセンター試験を2020年1月を最後に廃止し、記述式問題を含めた「大学入学共通テスト」を新たに導入する予定です。

 

1990年1月13日の日経平均株価終値は

37,516円77銭
※1月13日は休日のため前営業日の株価