FRBが0.25%利上げ実施。FOMC声明文とパウエル会見を嫌気し、NYダウ下落

 19日(日本時間では20日午前4時)、米国の金融政策を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)の結果が発表されました。米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)は、0.25%の利上げを実施。具体的には、2.00-2.25%であったFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導水準を、2.25-2.50%に引き上げました。

米政策金利(FF金利)の推移:2000年12月~2018年12月

注:楽天証券経済研究所が作成  

 0.25%の利上げ実施を市場はほぼ確実視していたので、サプライズ(驚き)はまったくありませんでした。

 ただし、利上げ後に発表されたFOMC声明文とパウエル議長発言が、「ややタカ派」(利上げに積極的)ととられたことから、NYダウは前日比、351ドル安の2万3,323ドルと下落しました。FOMC声明文とパウエル発言は、前回の利上げ時(9月)と比べると、ややハト派(利上げに消極的)な内容でした。ただし、市場の一部には、利上げ打ち止め感が出る期待もありましたので、市場の期待と比べると、「ややタカ派」だったと言えます。

 NYダウは利上げ発表前に、「利上げ後に打ち止め感が出る」との期待から、一時前日比382ドル高の2万4,057ドルまで上昇していました。ところが利上げ発表後、FOMC声明文の内容・パウエル会見の内容が伝わると、下げに転じました。