今週は忙しい!2018年をしめくくる政策金利発表の大ラッシュ!
今週は、主要中央銀行の政策会合が集中します。FOMC(米連邦公開市場委員会)、BOE(英中央銀行)、メキシコ中央銀行、スウェーデン中央銀行、そして日銀が2018年最後の政策金利を発表します。
なかでも最も注目度の高いのは19日のFOMCで、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利を、0.25%引き上げ2.25~2.50%にする予定。FOMCは今年すでに3回利上げを実施していて、今回利上げすれば4回目。
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、利上げ継続に強い意志を示していましたが、発言内容に最近変化がみられ、やや慎重姿勢をとるようになっていいます。
一方、BOE(英中央銀行)は、政策金利を据え置きの予想。英与党内では、ハード・ブレグジット派とソフト・ブレグジット派が激しく対立。英議会では、来年初めにEU(欧州連合)離脱協定の採決を行う予定ですが、承認される目処は立たず。メイ英首相の辞任、総選挙のリスクが高まっています。BOEの利上げは、ブレグジット落ち着くまで難しいでしょう。
新興国では、メキシコ中央銀行が、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ8.25%に利上げする予想。ただ据え置きとの見方もあります。メキシコでは来年1月から正式に新政府が発足。新閣僚は利上げ反対派が多数を占めるようで、メキシコ中央銀行はその前に利上げしておきたいようです。
また、利上げが予想されていたリクスバンク(スウェーデン中央銀行)ですが、今回は政策金利を▲0.5%に据え置く予想。インフレ指標が予想に届かず、利上げは来年2月以降になりそうです。
また今週は政策会合だけではなく、GDP(国内総生産)ウィークでもあり、NZ、英国、カナダ、そして米国の7~9月期GDPの発表があります。
中国は、18日で改革開放政策を始めてから丸40年にあたります。米国との貿易戦争の最中、中国が市場開放政策をどのように進めるのか、習国家主席の発言に注目が集まっています。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
18日:ドイツIFO景況感指数、米住宅着工など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。