平成30(2018)年・東証1部時価総額ランキング
皆さん見慣れた時価総額ランキングですよね、平成30年の12月5日時点です。
ニューカマーでは、2014年に上場したリクルート、2015年に同時上場した日本郵政とゆうちょ銀行がトップ20に入っています。
「ほとんどの日本人が何をやっている会社か知らない。でも外国人投資家は高く評価している」ことで知られる(?)キーエンスが、アベノミクス相場到来による外国人投資家の資金流入によって6位と大躍進。
これについてある市場関係者は、「米国のGAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)ほどの銘柄は日本から誕生しなかったが、センサーのキーエンスやFA(工場自動化)のファナックなど、特定の分野でナンバーワンになった日本企業は着実に買われていたね」と指摘していました。
そして、10年前の平成20年にiPhoneを日本に初上陸させたソフトバンクは…見事、時価総額で3位に。通信キャリアとしての成功で、NTTドコモと同規模の時価総額で評価されています。
キャリアの業績は頭打ちとなる中、孫社長は10兆円ファンドを設立。比類なき目利き力でベンチャー投資でも成果を示し、ソフトバンクビジョンファンドの生み出す利益に注目を引き寄せています。この形を作った上で、平成最後に通信子会社ソフトバンクをIPO(新規株式公開)で売却。一時代の終わりを感じますね。そだね~!
後編では、平成30年間を10年ごとに区切り、騰落率をランキングしています。ぜひご覧ください。
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