(指標)日経平均

 今週は、先週に引き続き米中貿易摩擦の再燃への警戒が高まりそうです。11日には英国のEU(欧州連合)からの離脱を巡る合意案の採決がある予定です。否決であれば欧州株式市場が下落し、日米の株式市場にも影響を与えることになります。神経質な動きとなりそうですが、下値はまずは11月21日の安値2万1,243円を守ることができるかどうかとなり、ここを切ると10月26日の2万971円が下値ポイントとなります。

 

(指標)NYダウ

 FOMC(米連邦公開市場委員会)を控えており様子見ムードが強まりそうです。また、11日には英国のEUからの離脱を巡る合意案の採決があり、もし否決されれば欧州株は下落し、米国市場への影響も考えられます。

 チャートでは、2万4,000ドル水準は目先の下値ですが、もし4月2日の2万3,344ドルを終値で切るとここからの年内高値更新は難しそうです。

 

(指標)ドル/円

 今週は、12月18~19日にFOMCを控え、インフレ指数が市場予想を上回れば12月の追加利上げを織り込むことになります。米国経済の減速感が広がれば、リスク回避のドル売りがやや強まり、円高方向の動きとなり、また、長期金利の低下や株式が下落すればドル売りになりやすいといえます。12月利上げを織り込む動きと、リスク回避のドル売りでもみ合いになる可能性もあります。1ドル=111.5~113.5円のレンジを想定。