本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは112.48 

下値メドは111.26

今朝の天気マークは「雨」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(10月15日)

15日のドル/円の終値は1ドル=111.76円

 前営業日に比べ0.46円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。

  • USD:サウジ記者の殺害巡り米国とサウジアラビアの関係悪化。原油高を懸念。米小売大手シアーズ、破産申請
  • EUR:メルケル連立与党がドイツ地方選で惨敗
  • GBP:ブレグジット交渉に進展なし。「合意なき離脱」リスク高まる
  • DOW:NY株式市場は反落。ロンドン、フランクフルト株式市場は4日ぶり反発

主要指標終値

 

本日の注目通貨

ドル/円:徐々に円高へ。112円台も維持できず

 週明け15日月曜日のドル/円は、急落こそありませんでしたが、先週からの重さを引き継ぎ、1ドル=111.63円まで安値を更新。ただ111.50円以下には買いも控えている模様で、その後は111円台後半の取引が続きました。終値は111.76円。111円台で引けたのは9月18日以来約1カ月ぶりのことです(チャート1)。

 この日発表された米国の9月小売売上高は、予想を下回る結果となりました。前月比は0.1%(予想0.6%)で、特に外食産業の売り上げがさえず、2年ぶりの落ち込みとなりました。事前予想では、労働賃金の上昇や、約半世紀ぶりの低水準まで下がった失業率を理由に楽観的な見方が多く、トランプ政権の関税政策も個人消費には影響はないだろうといわれていただけに、心配な結果となりました。

 記者暗殺疑惑で、米国がトランプ大統領がサウジアラビアに対して制裁を検討と伝えられてことも懸念材料。サウジ側が反発して原油増産を見送ることも考えられ、イラン産原油の輸入禁止で上昇する原油価格がさらに加速することも考えられます。

 

ユーロ/ドル:1.16ドル台には売り

 週末14日に行われたドイツのバイエルン州地方選挙では、メルケル政権が連立与党を組むCSU(キリスト教社会同盟)が大惨敗する結果となりました。メルケル首相の寛容な難民政策に対する反発が大きな理由。選挙結果を受けて現閣僚の引責辞任に発展する可能性があり、メルケル首相は苦しい立場に追い込まれそうです。欧州のリーダーであるドイツの政権の不安定化は、ユーロ圏全体にとってもマイナス材料になります。

 ただ、米株急落、貿易戦争、サウジ制裁問題などドルに問題が山積みの今、マーケットはユーロを売る(ドルを買う)ことには慎重で、ユーロ/ドルは逆に反発して1ユーロ=1.1543ドルから1.1606ドルまで上昇。しかし1.16ドルでは再びストップがかかりました(チャート2)。

 

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

16日:中国CPI、英失業率、米鉱工業生産など

経済指標過去データはこちらをチェック!

 


天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。