1958(昭和33)年10月14日

東京タワー完成、高度成長のシンボルに

 1958(昭和33)年10月14日、東京都港区の東京タワー最上部に、80メートル分のアンテナが設置されました。都心の空に伸びる東京タワーの姿は、高度成長期の伸びゆく日本の象徴となりました。

 正式名称は「日本電波塔」。東京を代表する観光地として人気ですが、もともとは電波を送信するために建設されました。パリのエッフェル塔を意識して設計されたといいます。

 高さ333メートルもの巨大タワーとなったのは、東京を中心とした関東一円に電波を飛ばすためです。NHKや民間放送局がテレビ・ラジオ電波の送信施設を独自に作るより、超大型の電波塔を建てて共同利用する方が合理的だと当時の郵政省などが判断しました。

 1958年10月にほぼ完成し、12月23日に完工式が開かれました。翌1959年1月10日、NHK教育テレビが東京タワーから電波の送信を始め、民放も後に続きました。

 東京タワーは東京スカイツリーと並ぶ絶景スポットとして、現在も賑わっています。

 

1958年10月14日の日経平均株価終値は

609円49銭