1969(昭和44)年8月4日

時代劇「水戸黄門」放送開始、42年の長寿番組に

 1969(昭和44)年8月4日、時代劇「水戸黄門」の放送が開始されました。徳川幕府の元副将軍、水戸黄門こと水戸光圀が全国を行脚して世直しをする勧善懲悪の展開がウケて、2011年12月19日のレギュラー放送終了まで42年もの長寿番組となりました。

 水戸黄門役は、俳優の東野栄治郎さんに始まり、里見浩太郎さんまで、5人の俳優が演じました。TBSテレビで月曜午後8時からのゴールデンタイム枠が割り当てられ、全1,227回の放送では、平均視聴率が20%を超えました。1979年2月5日には43.7%と、日本のドラマ史上2位の記録を残しています。

 水戸光圀は、今の茨城県の中部以北に相当する水戸藩の第二代藩主です。高校日本史の教科書では、日本の歴史をまとめた「大日本史」を編纂した人物として紹介されています。時代劇では庶民に扮して全国を漫遊する設定ですが、関東地方から出たことはないようです。ただ、名君として知られ、江戸後期にはすでに「黄門さま」が旅先で世直しをする小説が読まれています。

1969年8月4日の日経平均株価終値は

1,878円14銭